子どもの気持ちがわからない時に親子でできること
Last Updated on 2024年3月22日 by meg
子どもがあまり話してくれない、
何が言いたいのかわからなくてヤキモキする、、
もっといいコミュニケーションがとりたいけれど、
どうしたらいいかわからない、、。
子育てに、自信がないと
子どもの行動一つ一つが気になってしまいますよね。
これでよかったのかな、
私の子育て大丈夫かな、
子供の成長がお母さんの通信簿のように感じてしまうと
楽しいはずの子育てがとても苦しいものになってしまいます。
この記事を書いている私は、
幼少期、自分の気持ちを安心して話せる場所がないと感じていたし、知らなかった。ということがありました。
そして本当の気持ちはダメと思ってしまったことで、自分の気持ちを抑え込み、本当はどう感じているのか?
がわからないまま大人になって、本当に苦労しましたし、自分も苦しかったです。
いまは、チャイルドセラピスト、子育てコーチングインストラクターとして、
活動をしています。
安心できる場で、
安心できる人に話す事でようやく自分の気持ちが伝えられるようになりましたが、
子供の頃から、言葉で自分の気持ちを伝えられるのが1番ですよね。
頭と心が一致していることで夢を叶えるスピードが上がって行きます。
お互いのいいところを話し合う
お母さんとお子さんで、時間を分け合って、お互いのいい所を話し合ってみる機会をもつといいです。
子どもの意外なひと言に、こんなふうに思っていたんだ、と発見があったり、
子どもと思っていたけれど、実はすごく考えていた事に驚く事もあるかもしれません。
私の例だと、
7歳の長男と話したら、
お母さんのいいところはおしゃれなところ。
と言ってくれたことに驚きでした。
私の中では、全然おしゃれなんてできてないなーと思ってたので、
子どもから認める言葉がけをしてもらうことがこんなに嬉しく、満たされるんだと感じましたよ。
大人に言われるよりうれしい一言です。
子どもに対しても、
学校でいっぱいおかわりするところ
優しいところ
ひょうきんで面白く、その場が明るくなるところ、、
などなど、、
普段時間に追われてると、
心の中では思っていても実際言葉にして伝えることを忘れてしまいがち。
こうやって言葉にして伝えることで子どもも、
見てくれてるんだ、自分は大丈夫なんだ。という自信につながります。
最初はちょっと気恥ずかしさもあるかもしれないですが、やって得られることの方が多いので、
是非子どもが小さいうちから、気持ちを話し合うことをしてほしいな、と思います。
親子で認めう事が、お母さんの、お子さんの力になり頑張るエネルギーになっていくからです。
気持ちの言葉を提供しよう
例えば、お子さんがお友達に、「なんかその服変だ!」
と言われて「なんか、いやーな気持ち」だと言ったとします。
この何かいやーな気持ちの下に、本当の気持ちが隠れています。
でも、子ども達は、まだ幼く、自分の思いをはっきり認識できなかったり、
いやーな気持ちにふさわしい言葉がわからなかったり、ネガティブな感情は不快なので感じたくない、
と思って抑え込んでいるかもしれない。
ここで、1番近いお母さんが、
「その服変って言われて悲しかったのかな?
恥ずかしかったのかな?
悔しかったのかな?」
と気持ちを引き出してあげて、その感情を認めてあげましょう。
例えば、宿題などやりたくないことがあるときも、
いや、今はこれやってるから、
でも、今日はこれしたからできない。
などと言ってごまかして本当の気持ちを感じれてないな、という時も、
「そっかー、宿題めんどくさいのかな?
お母さんもめんどくさいときあるよーやりたくないよねー。わかるよー。」
と共感してあげることで、
お母さんがわかってくれたとその気持ちが溶けることで、
よし!やるか!と頑張ることができるようになります。
頭と心をしっかり繋げてあげよう
自分の頭の考えと心の思いが一致していないと、
頭でアクセルを踏んでいても心がブレーキを踏んでいる様なものなので、
ガソリンも食うし、負荷がかかるし、まず進まないですよね。
進まないということは、自分の夢を叶えるために行きたい方向に進めないということになってしまいます。
頭と心を繋いで滑らかに、自分となかよくなる為には、しっかり本音を分かってあげること。
そうすることで気持ちが溶けていき、繋がることができるのです。
「わたしは、さびしい」
私は友達から仲間はずれにされて、ひとりぼっち。さびしいから泣いた。
日記に気持ちをぶつけて書いた。そして、お母さんにこの気持ちを話して、聞いてもらった。
「ぼくは、さびしい」ぼくは友達から仲間外れにされて、ひとりぼっち。さびしいからクッキーを5個もほおばった。ぼくはダメな子だから、嫌われてもしかたない。みんなが言うように、ぼくは、のろまで、ふとっていて、みにくい。どうしていいかわからないから、また、クッキーを食べて忘れよう。
森田ゆり 「気持ちの本」より
この子どもの例のように、
最初の子どもは、自分の不快な感情を押し込めないで、外に出すことができていますよね。
次の子は、感情を表現する場がないので、食べることで感情を感じないように麻痺させてしまっています。
こんなふうに感情を出す事をできるようになる工夫が
家庭でできることの一つだと思っています。
そのためには、子供にとって、家が安心、安全な場であること。
お母さんが安全基地であることを意識してあげて欲しいと思います。
大切なことは、
普段から会話をして、子どもとの信頼関係(お母さんに話すって楽しい!)を築いておくこと。
やっぱり、聞いてもらえない、わかってもらえない、、
では、子どもも気持ちを話すことはできないからです。
そして、お母さんも子どもを信頼し本音で話すことを大事にしてくださいね。
毎日の会話が楽しいものになり、子育てが充実していいってほしいな、と思います。
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